Googleは歯科医院をEPARK歯科の奴隷にする気か?

2019.10.12 18:40一部変更しました

九州地方の医療法・医療広告ガイドラインへの取締りのザルっぷりに関しては、たびたび当サイトやTwitterで嘆いていますが、Google先生も明らかに医療広告ガイドラインを違反している歯科医院サイトの広告を配信しているのがわかりましたので、ご紹介いたします。

 

私は暇なときに、いろんな地域で「地域名+歯医者・インプラント・歯科矯正・インビザライン」と検索して出てくる医院を眺めては、クチコミがどうみてもヤラセだ(笑)など何ら生産性のないことをしているのですが、偶然見つけてしまったこの広告…

クリックすると拡大します。他の広告も正直怪しい

【大分駅北インプラント専門院】- 経歴30年以上、吉留英俊院長直診

というこの広告見出しをみて、思わず広告をクリックしてしまいました…先生ごめんなさい。どうせ100円〜300円程度でしょうから、海外への移動は常にファーストクラスをご利用されている吉留先生からすると小銭以下ですよね?  

 

ところで、私が考える医療広告ガイドライン違反がひどすぎる医院の傾向として、

  1. 院長が55歳以上で70歳未満
  2. ご自身を名医と思っている節がある(米倉涼子のTVドラマを見すぎた可能性も)
  3. ご自身は自費診療しかやらない
  4. やたらとご自身の名前を前面に出す
  5. TVに出演をアピールする
  6. 他の歯科医師をDisって自分が人格的にも超優秀な人のようにみせる
  7. 患者様の声を出したがるが、しょせん金をあげた患者様の声と理解できない
  8. チラシだと取締りがザルでやりたい放題なので患者様の声がメインのチラシをばらまく

というのがあります。ただ、自分が表に出てくるといろいろ面倒なことがある歯科医院(例:夜逃げした前科がある。差し押さえを逃れるために脱法行為をした。盗撮で捕まったことがあるなど)の場合や医療広告ガイドラインを完全無視して審査が”ザルなチラシ”での集患に注力している歯科医院は、表には出てこない代わりに、やたら芸能人を使ったTV CMやチラシを出して患者を集めたり、よくわからない団体を前面に出して、そこから紹介される名医という感じで患者を集める傾向にあります。

なお、今回紹介する吉留歯科さんは、私の考える医療広告ガイドライン違反がひどすぎる医院には該当しないことだけはお伝えしておきます。たぶん、吉留先生が目立ちたがりなだけです。

 

広告をクリックした先のLPがダメ

脱線し過ぎてしまいました。本題に戻ります。

広告をクリックした後に表示されるページをランディングページ(LP/Landing Page)と呼びます。歯科医院の場合、複数ページある公式サイトをランディングページにされる医院が多いのですが、WEBでの販売がメインとなっているECサイトなど物品(サプリなど)を販売する会社などは1ページだけのランディングページに広告をみた人を誘導することが多いです。

こちらの吉留歯科さんは、他の歯科医院とは違い1ページのランディングページを用意されていました。やはり、金持ち歯科医院は違います。セミナーをやって歯科医師からお金を頂戴している歯科医師は違います。

※吉留先生は心の広い方なので、この程度の書き込みは笑って終わることですが、歯科医師も多く訪れるはずの当サイトで、医療広告ではない吉留先生が主催されているインプラントのセミナーを広告させていただきます。このセミナーは、”たった60万円”で吉留先生をはじめとする”たぶん”超有名歯科医師の講義が受けられるImplant Zero ノーベルやストローマンなどのインプラントメーカーの研修とは”“が違う!南カリフォルニア大学のプチ留学でサイトに箔を付ける前にぜひご参加を…詳しくは資料請求してください。

 

では、ランディングページを上から舐めるようにみていきましょう!

こちらがLanding PageのURL:https://lp.wahaha-ooita.jp/
(たぶん、Google Analyticsなどでサイトの計測をしていますから気を遣ってあげてください)

 

 

Google担当でもこれは見逃すよね

ランディングページで、最初に見えてくる画面がこちらです。

この画像の中に、以下の2点ガイドライン違反があります。

“インプラント専門医院”という表示は、医療広告ガイドライン第3-1(1)広告が可能とされていない事項の広告で禁止されている例として挙げられている”専門外来”と同じものと見なされ、広告可能な事項ではありませんのでNG。

また、青い丸で囲われている指導医ですが、掲載可能な資格ではありませんので、こちらもNG。根拠は、医療広告ガイドライン第5-4(8)法第6条の5第3項第8号関係です。
※注:法=医療法です

では、掲載可能な資格とは何だ!と疑問に思われる方のためにリンクをご用意いたしました。

医療に関する広告が可能となった医師等の専門性に関する資格名等について (H31.1.24)
※厚生省のページに移動し、PDFが表示されます

 

歯科医師の場合、

  • 公益社団法人 日本口腔外科学会 口腔外科専門医
  • 特定非営利活動法人 日本歯周病学会 歯周病専門医
  • 一般社団法人 日本歯科麻酔学会 歯科麻酔専門医
  • 公益社団法人 日本小児歯科学会 小児歯科専門医
  • 特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会 歯科放射線専門医

以上の5つだけが専門性資格として、HPに掲載して良いものとなります。

 

 

Googleの中の人!これを見逃すとはチェックはザルか?

メイン画像から、インプラントのパイオニア吉留先生の直接診断を受けられるというありがたいお話→治療の流れという感じで、ランディングページを読み進めていくと…

 

こんな画面が出現!

無料インプラント相談ではないです…体験者・患者様のお声です…

 

医療広告ガイドライン第3-1(5)にこの様な規定がございます。第3は禁止される広告について規定されている箇所となります。赤字は重要部分。

(5) 患者等の主観に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談
省令第1条の9第1号に規定する「患者その他の者の主観又は伝聞に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談の広告をしてはならないこと」とは、医療機関が、治療等の内容又は効果に関して、患者自身の体験や家族等からの伝聞に基づく主観的な体験談を、当該医療機関への誘引を目的として紹介することを意味するものであるが、こうした体験談については、個々の患者の状態等により当然にその感想は異なるものであり、誤認を与えるおそれがあることを踏まえ、医療に関する広告としては認められないものであること。
これは、患者の体験談の記述内容が、広告が可能な範囲であっても、広告は認められない。
なお、個人が運営するウェブサイト、SNS の個人のページ及び第三者が運営するいわゆる口コミサイト等への体験談の掲載については、医療機関が広告料等の費用負担等の便宜を図って掲載を依頼しているなどによる誘引性が認められない場合は、広告に該当しないこと。

患者様のお声と言いながら、全く違うものである可能性も0とは言えませんので、とりあえず中身をみていきましょう。3名ほどの声が掲載されております。

美容整形のお客様の声でも見かけない様な…患者様のお声…

誰がどうみても患者その他の者の主観又は伝聞に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談の広告に該当しますので、この箇所は100%NG。

と、ここまでは吉留歯科さんの広告用LPの医療広告ガイドライン違反についてみてきました。

 

ところで、吉留歯科さんのガイドライン違反以上に個人的に気になるのが、現在の医療広告ガイドラインが実際に施行される前からGoogle広告は、少しずつ広告の審査を厳しくしていた印象があり、また、患者様の声がNGになるというのは一般的にも知られている人が多かったので、広告のチェックを仕事としているGoogleの中の人が、これを見落とすというのはGoogle広告の審査がザルになったのではないか?と思わざるを得ません。

 

Google広告の対応はひどいし、歯科医院をEPARKの奴隷にする気か?

Google広告については以前から理解に苦しむところがあり、これを機会に問題点と感じていることを指摘させていただきます。

  1. 広告審査でNGにするのは良いが具体的にどこがNGなのか指摘しない
  2. お問い合わせをするとGoogleの広告ポリシーを読めの一点張り
  3. ポリシーのどこが悪いのかさっぱりわからないのに適当に修正して審査に出してNGになる
  4. 何度審査しても承認されないので時間の無駄になる

という悪循環が発生してしまいます。Google広告のNGの理由がわからずに、何度も広告を投稿しているとアカウントが使えなくなること(アカウント強制停止)もあります。

今回ご紹介したサイトは、明らかに医療広告ガイドライン違反箇所があるのにも関わらず普通に広告配信されているのを見るとGoogleの審査には納得いかない…

Google広告の使い方を提案する営業電話は結構かかってきますが、はっきりいうとまともに成果をあげたことがない…(レスポンシブ広告・目標単価での自動配信など)クリック単価が◯万円を出した時は衝撃を受けましたよ。

なので、最低ラインとして、どの箇所がNGなのかをGoogleは提示すべきなのではないかと思いますが、Googleの中の人は、サービスの質をあげることを考えているとは思えないので、Googleがするとは思えない…

 

さらに最悪なことに、医療系で検索上位に出てくるのは、EPARKをはじめとする紹介サイトで、一般の医院が上位表示されることはあまりない。結果、歯科医院で開業した場合、ネットで集患したいとしたらEPARK歯科を使うしかないという非常に最悪な状況になっているので、唯一の解決策であるGoogle広告の審査がザルなのか厳しいのかさっぱりわからないとなると歯科医院はEPARK歯科のために働く感じになってしまう。

 

歯医者 新宿と検索した結果がこれよ…

では、試しに「歯医者 新宿」と検索して出てきた結果をご紹介しましょう…

画像の結果はこちらの表ですが….

順位 サイト名
1 EPARK歯科
2 EPARK歯科
3 EPARK歯科
4 Medical DOC
5 EPARK歯科
6 EPARK歯科
7 デンターネット
8 一般の歯科医院
9 エストドック(estdoc)
10 localplace

10位にランクインしている”localplace“というサイトですが、ページによってはサイト主などが運営主体が出てきません。で、どこか運営しているかというと….

ということです(怒)

 

つまり、1位〜10位までのうち、EPARK歯科系:6件、Medicaldoc/デンターネット/エストドック:各1件、一般歯科医院:1件という惨状ですよ!!

 

という状況を考えると歯科医院がネットから自力での集患を考える場合、Google Mapの上位に表示されるようになるか、Google広告しかない状態なのです。

にも関わらず、Google広告の審査が何をやっているのかさっぱりわからない状態でしたら、繰り返しますが病院・歯科医院など医療機関は、EPARKの奴隷になるしかなくなるのです。。。

 

Googleの中の人から「ならEPARK歯科の奴隷になれば良い(失笑)」などと返ってきそうですが、EPARK歯科の悪行はこちらのサイトで詳しく述べられておりますから、しっかり熟読してください!!

参考 EPARK歯科、これステマですよね?(続)とある最底辺歯科医の戯れ言集

実施していない診療をクチコミが投稿されるサイトはなかなか存在しませんよ?

 

Googleのサービスでもクチコミサービスがありますが、こちらのサービスも中の人の自演投稿に満ち溢れたものがインプラント系歯科医院ではかなりあります。たとえばこんなの。

 

こんなクチコミを誰が信用しますか???だいたい「院長先生は、厳しいらしいのですが、スタッフに尊敬されていて〜」とか患者が書かないだろ!しかも、診療プランのご提案まで…もし本当かもしれないだろというのであれば、この書き込みのIPアドレスとメアドなど個人情報を晒してください。どうせ書き込みは内部の人間か業者かランサーズで集められたバイトですから。

 

今、本当の意味で真っ当な医療関係者は「OK!! Google」と誰一人思っていませんよ?「死ね!! Google」とは思っていますが。

 

いい加減、Googleは医療系のクチコミ・検索・広告についての対応を考え直すべきときですよ!

 

 

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。